明徳二年(一三九一)創建
六三〇余年の歴史をもつ浄土真宗のお寺です
明徳2年(1391)創建
630余年の歴史をもつ浄土真宗のお寺です
仏教には「
お釈迦さまの教えは、快楽をむさぼるだけでもダメ。禁欲して自分を追い詰めるだけでもダメ。快楽と禁欲、この両極端を乗り越えてバランス良く、生きてゆかなければ、人間が本来求める真理を見る目が養われないと語るのです。
ある日お釈迦さまは、「ソーナ」という弟子に対して次のような問いかけをしました。
釈「ソーナ。あなたは出家する前、琴を弾くのがとても上手だったらしいですね?」
ソ「その通りです」
釈「琴を弾く時、弦が硬いと良い音は出ますか?」
ソ「いいえ。良い音は出ません」
釈「では、弦が緩いと良い音がなるのですね?」
ソ「いいえ、単に緩くすれば良いというものでもありません」
釈「では、一体どうしたら良い音がなるというんだね?」
ソ「あまり緩めすぎてもいけません。張りすぎてもいけません。強すぎず、弱すぎず、琴と弦の具合を見て、しっかり調整しなければ本当に良い音はでません」 そこでお釈迦さまは、にこりと笑みを浮かべました。
釈「ソーナ、まさしくあなたが今言ったように、精進するのも張り詰めすぎると、気持ちが高ぶってしまいます。また反対に、緩みすぎても人を怠惰に貶(おとし)めるのですよ」
その言葉を聞いたソーナも笑みを浮かべて喜び、この琴弦の喩えの教えをしっかりと受けとめました。
お釈迦さまは「中道」の教えを、琴弦の喩えを通して示されました。高い志を持つことは大切なことですが、無理しすぎると心身が先に疲弊してしまいます。いま自分ができることを無理せず、少しずつ実践していくことが目標への近道かもしれません。
合掌
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第30世住職 四夷 法顕
1985年生まれ
信行寺住職
龍谷大学非常勤講師
相愛大学非常勤講師
浄土真宗本願寺派宗学院研究員
本願寺派布教使
文学博士
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